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現在工房の経営者であるカッセッタ・アンヌンツィアータ(通称ティーナ)は、ヴィエトリの陶芸の発展に生涯を捧げた陶芸一家に育ちました。祖父は陶器の愛好家で、父フランチェスコはかつてピント窯の大黒柱であり、”Cavaliere del Lavoro”(労働の騎士)の称号を与えられた熟練の装飾家でした。そして、この工房の創業者である叔父のロモロ・アピチェッラは、ビジネス経験が豊富で、既に造形と装飾の分野でも巨匠であり偉大な画家でもありましたが、ある時事業を転向し、長年の夢であったヴィエトリ陶器の職人となり、工房を立ちあげます。2007年、彼はその工房を姪のアンナリータとアンヌンツィアータに寄贈することを決め、彼女達がそれぞれ、家族の伝統を引き継ぎ経営することになりました。
ティーナは夫のガエターノと共に、昔からの職人によって生み出される、色彩豊かで温かみのあるロモロの作風を守りつつ、偉大な画家や芸術家とのコラボレーションを試んでいます。中央:ティーナ右:ガエターノ左:スプレンデオーナー 東
店内には様々な芸術性に溢れた作品が並び、まさに博物館のようです。2階にも昔の作品などが所狭しと飾られています。
伝統的な色使いとデザインが特徴で、落ち着いたクラシカルな作品を作り続けています。